2025年6月10日、アメリカ・ミネソタ州セントポールにて開催されたオンラインオークション「Cars & Bids」で、1993年式のトヨタ「スープラ」が落札されました。
【画像】32年もの間、一人のオーナーに愛された「80スープラ」エアロトップを写真で見る(34枚)
スープラは、日本では1978年に「セリカXX」として誕生しました。初代のA40/50型は北米市場でスープラと名づけられ販売されました。これは1981年に登場した2代目A60型も同様で、日本ではセリカXXという車名でした。
その後、1986年に登場したA70型から、日本でも北米名と同じスープラと車名が変更され、直列6気筒エンジンを搭載した本格的なGTカーとして人気を博してきました。
とくに1993年に登場した4代目(A80型)は、映画「ワイルド・スピード」での登場もあり、一躍伝説の名車として広く知られる存在になりました。
今回出品された個体は、そのA80型の初期モデルであり、自然吸気エンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載した純正仕様です。さらにルーフパネルが取り外し可能な「エアロトップ」仕様となります。
32年もの間、ワンオーナーだった個体です。
ボディサイズは全長4520mm×全幅1810mm×全高1275mmで、ホイールベースは2550mmとなっています。
エンジンフードやルーフパネルなどにアルミ素材を使用することで軽量化が図られ、空力性能にも優れたデザインが採用。
搭載されるエンジンは3リッター直列6気筒の2JZ-GE型で、最高出力は220馬力、最大トルクは285Nmを発揮します。
また、駆動方式は後輪駆動で、シフトは5速マニュアルが組み合わされています。
トルセンLSDや16インチホイール、取り外し可能なスポーツルーフなど、当時の純正装備も充実。
今回の個体は、ブラックの外装にタンカラーの本革内装という組み合わせで、上質な印象を与えます。
走行距離は7万3400マイル(約11万8130km)で、ワンオーナーによって丁寧に管理されてきたことが確認されています。
特筆すべき改造はなく、オリジナルの状態を保っている点が高評価となったようです。
外装には、細かな傷やチンスポイラーのひび割れなどがみられます。
ただ、全体としては良好なコンディションを維持しており、室内もタンレザーの摩耗以外は大きなダメージは見られません。
エンジンルームも清潔に保たれており、整備記録やサービス履歴も添付されていました。
また、ウィンドウステッカーやオーナーズマニュアル、スペアキーなども付属しており、コレクターズアイテムとしての価値も高い内容です。
最終的にこのスープラは、6万6000ドル(日本円で約1024万9800円)で落札されました。
自然吸気エンジンを搭載したA80型としては高額な取引額であり、現在のスープラ人気が依然として強いことを示しています。
特に、オリジナルの状態を保つマニュアル仕様車は市場に出回る数が限られており、コレクターの間では非常に高く評価される傾向にあります。
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オリジナルコンディションを保つ1993年式スープラは、その設計の確かさとトヨタならではの信頼性によって、今なお多くのファンを惹きつけています。
今回落札された個体も、その希少性と完成度の高さから、特別な存在として新たなオーナーのもとへ旅立ちました。
スープラという名が生き続けるかぎり、このような純正状態の車両はますます価値を高めていくことでしょう。
2025-07-28T05:17:34Z